慶應義塾大学法学部法律学科卒業。パリ・ エコールノルマル音楽院ピアノ科に留学、同音楽院最高演奏課程修了。第4回大阪国際音楽コンクール第3位。 2004年のデビュー以降、東京・白寿ホール、JTアートホール,よみうり大手町ホールにてモーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、シューベルト、ドビュッシーなどの作品によるリサイタル。王子ホールではオールショパンのリサイタルを行った。その模様および批評は「音楽の友」「ムジカノーヴァ」「ショパン」「音楽現代」の音楽各紙に取り上げられる。2008年「熱狂の日」音楽祭では、シューベルト「さすらい人幻想曲」ほかを演奏した。
オーケストラとのピアノ協奏曲共演では、サンクトペテルブルグ放送交響楽団(指揮:S・ゴルコヴェンコ)とラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番、プラハ放送交響楽団とベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番(指揮:V・ヴァーレク)、ショパン/ピアノ協奏曲第1番(指揮:O・レナルト)、栃木県交響楽団とシューマン/ピアノ協奏曲(指揮:三原明人)、マウントあさま室内合奏団とブラームス/ピアノ協奏曲第2番(指揮:横島勝人)を演奏した。
トーク付きの「レクチャーコンサートシリーズ」を各地で行うほか、よみうり大手町ホール、王子ホールでのリサイタルでは、NHKの渡邊あゆみアナウンサーとのコラボレーションを実現するなど、聴き手がよりクラシック音楽に親しみやすくなるコンサートスタイルを目指している。 クラシック音楽講座の講師経験もあり、作曲家や作品に関する解説のほか、作曲家同士の関係、ピアノの歴史や構造、歴史的な演奏家の紹介なども得意とする。2018年12月には北里大学において「ピアノをとおして考えるロマン派の音楽」と題して特別講義を行った。その他、パリ・国際アマチュアピアノコンクール審査員、音楽雑誌への寄稿など。
CDは、2008年に「ショパン/スケルツォ全曲&小品集」をリリース(月刊誌「音楽現代」準推薦盤)。2010年5月には演奏会リハーサル中にクモ膜下出血を発症し、ピアノ協奏曲共演を降板したが、後遺症なしで復帰。同年12月には復帰を果たし、現在に至る。長岡昌子、三浦捷子、故ジェルメーヌ・ムニエの各氏に師事。(写真:クレジットは井村重人)
佐藤立樹
Tateki Sato
Piano