ギャリック・オールソン
Garrick Ohlsson
Piano

66年ブゾーニ国際ピアノコンクール、68年モントリオール国際音楽コンクールで優勝後、70年ショパン国際ピアノコンクールにおいて優勝して以来、オールソンは、その堂々たる演奏とゆるぎないテクニックで、世界的なピアニストとしての地位を確立してきた。それ故、世界でも有数のショパン奏者とみなされてきたが、実は膨大なピアノのための作品の殆どをレパートリーに持つ。クラウディオ・アラウ晩年の弟子であるオールソンは、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトやロマン派の音楽における、アラウの優れた演奏に影響を受けた。協奏曲のレパートリーも非常に多く、ハイドンやモーツァルトの協奏曲から21世紀の作品まで80曲に及ぶ。10−11年のシーズンは、カーネギーホールでのオルフェウス室内オーケストラを皮切りに、クリーヴランド、ピッツバーグ、フィラデルフィア、ナショナル、ミルウォーキー、トロント、ニューワールド(マイアミ)、サン・ディエゴの各オーケストラと共演する。ヨーロッパでは、スウェーデン、デンマーク、スペインとイングランドにおいてオーケストラと共演するほか、12月までに、ショパンのリサイタルプロジェクトを、デトロイトとニューヨークで完結する。CDも数多く、08年2月に、ベートーヴェン・ソナタ全集・第3巻が、グラミー賞のベスト・インストラメンタル・ソリスト賞に輝く。

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ギャリック・オールソン