佐藤俊太郎
Shuntaro Sato
Conductor

仙台生まれ。5歳からヴァイオリンを始める。1991年渡英しロンドン大学で政治学を学んだが、93年から王立音楽院 (RAM)ヴァイオリン科で学ぶ。RAM在学中に自ら"Chamber Orchestra Ludwig"を結成し、2年間にベートーヴェンの交響曲全曲を含む20回あまりの演奏会を独力で企画・運営・指揮し英国音楽界の注目を集めた。
1996年イギリス室内管弦楽団(ECO)定期公演で正式デビュー。この成功によりECOのアソシエート・コンダクターに就任した。ECOとはロンドンをはじめ英国主要都市での公演の他、ドイツ、オーストリア、フランス、イタリアなどヨーロッパ各地へのツアーを含め、 50回を超える演奏会を指揮している。1998年にはECO首席奏者ウィリアム・ベネットと、ニールセン等のフルート協奏曲集を録音した。
2000年からフィンランドのクオピオ交響楽団首席客演指揮者、 2002年からの1年間は首席指揮者をつとめた。クオピオ響との2枚のCD録音「Northern Pictures 〜フィンランド管弦楽集」と「森の精〜シベリウス管弦楽集」は各紙で絶賛されている。
これまでに、ロンドン・フィル、フィルハーモニア管、ヘルシンキ・フィル、フィンランド放送響、オランダ放送響、ボストン室内管など数多くのオーケストラ に客演を重ねている。日本でも札響、日本フィル、新日本フィル、読売日響、大フィル、京響などに客演。
国内外において、ズッカーマン、デュメイ、パウク、ケネ ディ、マイスキー、白井光子、プレガルディエン、バーバラ・ヘンドリックス、トーマス・アレンなど著名なソリストとの共演に加えて、ユジャ・ワン、マグダレーナ・コジェナー、サラ・チャン、イザベル・ファウスト、セルゲイ・ハチャトリアン、リサ・バティアシュヴィリなど時代を担う若手音楽家との共演も多い。
1998年には、白井光子、クリストフ・プレガルディエンと〈マーラー:大地の歌〉(シェーンベルクによる室内楽版)を協演し絶賛され、NHK-BSで放送された。
2003年母校王立音楽院とエリザベス女王からこれまでの活躍に対して表彰を受け、王立音楽院会員(ARAM)の称号を与えられた。
2006年秋にはプラハ・フィルハーモニアと共演したEMIへのデビューCDがリリースされた。
8年間のパリ在住を経て、2014年帰国。引き続き海外での演奏も活発におこないながら、国内でのますますの活躍が期待されている。
2016年4月に札幌交響楽団指揮者に就任、現在に至る。

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佐藤俊太郎