シュテファン・ザンデルリンク

Stefan Sanderling

Conductor

1964年ベルリン生まれ。父がドイツ最高の巨匠のひとりと仰がれるクルト・ザンデルリンク、兄トーマスも指揮者という音楽的な環境に育つ。

ライプチヒ音楽大学でクルト・マズアに師事したのち、1988年に南カリフォルニア大学に留学、タングルウッドでは、バーンスタイン、小澤らのもとで研鑚を積む。1989年にタングルウッドでデビュー、その後、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、数々のメジャーオーケストラを指揮。近年はシドニー交響楽団やセントルイス交響楽団・ボルチモア管弦楽団、ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団などさまざまな都市で名オーケストラと共演している。

ポツダムのハンス・オットー劇場の音楽監督につき、1996年にはマインツの州立歌劇場の音楽監督、フランスのレンヌ、ブルターニュ管弦楽団の音楽監督に就任した。この二つの拠点を中心に活躍するとともに、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団、ベルリン、ザクセンのシュターツカペレ、バンベルク交響楽団、インディアナポリス交響楽団、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団といった名門オーケストラにも客演し、好評を得る。

1995年読売日本交響楽団で日本デビュー。2000年にはNHK交響楽団に客演した。現在までに、NHK交響楽団、新日フィルモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会に出演し絶賛を博した。現在フロリダ交響楽団の音楽監督及びトレド交響楽団指揮者を務めている。

ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルを指揮したディスクからも、正統派の音楽作りと、現代にふさわしい感性の持ち主であることがうかがえる。

[2006/04]

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