パヴェル・ハース・クァルテット
Pavel Haas Quartet
Ensemble

2002年に結成されたこのクァルテットは20世紀のチェコの作曲家パヴェル・ハース(1899-1944)に基づいて名づけられた。
彼らはクァルテットの中でも伝説的であるスメタナ・クァルテットのヴァイオリニスト、ミラン・シュカンパを師に活動している。その他ラサール・クァルテット、クァルテット・イタリアーノ、アマデウス・クァルテット、アルバンベルク・クァルテット、ボロディン・クァルテット、モザイク・クァルテットのメンバーにも助言を得ている。

プラハの春国際コンクール、そしてイタリアのエミリア州で行われるパオロ・ボルチアーニ・コンクールにて2005年に成功を修めた後、現代最も重要なクァルテットとなった。
ウィーン・コンツェルトハウス、ザルツブルクのモーツァルテウム、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ブリュッセルのボザールパレス、チューリッヒ・トーンハレ、ミュンヘンのヘレクレスザール、ベルリン・フィルハーモニー、ケルン・フィルハーモニー、バーミンガム・シンフォニーホール、ロンドンのヴィグモアホール、ニューヨークのカーネギーホール等で演奏している。国際的な音楽祭にも数多く招かれ、ヨーロッパ各国、日本、アメリカなどでツアーを重ねている。

2007年にはケルン・フィルハーモニーの“ライジング・スター”にノミネートされ、2007年から09年にはBBCの新世代アーティストとして取り上げられた。2010年にはボルレッティ・ブイトーニ・トラストから例外的に奨学金を得た。
2010年からは三年プロジェクトでグラスゴーのコンサートホールシリーズを開始し、2013/14年にはケルン・フィルハーモニーをホームにコンサートを行うアーティストとして招かれ、またバーミンガム・タウンホール、プラハの春音楽祭でも演奏を行った。
石坂団十郎、ダニール・トリフォノフ、デニス・コシュキン、ボリス・ギルトブルク等多くのアーティストとの共演も重ねている。

ヤナーチェクの弦楽四重奏第2番、パヴェル・ハースの弦楽四重奏曲第2番を収録したデビューCDは2006年、デイリーテレグラフの2006年アワードにノミネートされ、翌年はドイツ・グラモフォン・アワードに選ばれた。
ドヴォルザークの「アメリカ」を収録したCDは2011年、再びグラモフォン・アワードに輝き、グラモフォンでのレコーディングを勝ち取った。2013年にはシューベルトの「死と乙女」、そしてチェリストの石坂団十郎との弦楽五重奏曲を収録したアルバムをリリース。このCDで再びグラモフォン・アワードの室内楽部門を制覇した。
最新盤であるスメタナの二つの弦楽四重奏曲のCDも大絶賛されている。

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